特許取得について
シムシーズMB90
<特許> 特許第5674536
<特徴>
- 工業用として安定した木粉の塊(ペレット):90%木粉・10%添加剤
木粉は季節により含水率が一定しない。
木粉は天然の素材なので状態が不安定で、樹脂を混合する場合、製造ロットごとにその調整が必要となる。
又、比重の違いから、混合するには専用機を必要とし、能率が低下する。
シムシーズMBは、工業用木粉ペレットとして水分率、粒度を安定させ樹脂とブレンドするのに10%の添加剤を入れてペレット化することで、滑らかに樹脂と分散するよう設計されている。 - 混合時のにおいを緩和
木粉を新規特殊ポリマーでコーテインングした設計なので、通常では100℃になれば燃えてくる木粉も焦げることなく樹脂と混ざり、リグンンや添加剤の焦げた臭いがしない。 - 運搬が容易
90%が木粉でありながらペレット状になっているので、粉が舞い散らないので運搬、工場内の作業が容易である。 - 汎用性
後からドライブレンドする樹脂の種類に合わせ、シムシーズⅡにプレミックスできるので従来製品化されていたPPとの混合だけでなくPEやABS、その他樹脂との混合も可能。
シムシーズⅡ
<特許> 特許第5389286
<特徴>
- 取り扱いやすさ
シムシーズⅡはシムシーズMBを他のベース樹脂と組み合わせ混練(プレミックス)した木質樹脂ペレットで、木質51%、樹脂49%を標準品としている。
シムシーズⅡは、他の樹脂とドライブレンドし成形することができる。 - 特性の可変性
シムシーズⅡを使って成形する場合は、汎用樹脂と同様な手法で成形品に求められる強度物性を調整できる。 - 着色性
なめらかに分散、及び拡散するので、木質部分がブリードしにくく、従来の木質樹脂では難しかった顔料による均一な着色が可能。